仕事から帰る道すがら、たまにハッとするような夕焼け空に出会うことがある。車通勤なのでハンドルを握りながら見える景色は刻々と変化していくのだが、「絶好の撮影ポジション」は突如として現れる。若い時から写真を趣味としているので、その辺に駐車して最高の夕焼け空を収めたい欲求に駆られるが、夕方の交通量の多さもあり、事情が許さない。運が良ければ交差点での一時停止中にスマホで撮影できるが、これも滅多にない。しかも、鮮やかなオレンジが空を染めているのはせいぜい1~2分でなはないかと思う。3分後にはもう暗くなっている… 。惜しいなと感じたことは数えきれず、いまだに会心の1枚と言えるものはない。今回も絶好の撮影ポジションは逃したが、短いシャッターチャンスはなんとかものにできた1枚である。パソコンでの色補正は一切行っていない。電線は消したが…。
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