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千葉県千葉市にあるホキ美術館は写実絵画専門美術館で世界的にも稀有な存在です。スペインには写実絵画の伝統があり、今回、ヨーロッパ近代美術館(MEAM:バルセロナ)所蔵のコレクション展示があったので見てきました。
絵画の技法はどこまで実物に近づけるのか…。単純にそんな風に考えていました。
残念ながら館内撮影禁止だったので、購入した図録の中の作品2点を撮影してご紹介します。
顔写真ではありません、あくまで絵画です。実物は30cmまで近づいて初めてその筆触がわかるほどで、もはや実物を超えたリアリティーともいうべき力強さを感じるのです。
写真とは異なる魅力、そこに明確な存在意義があるのでしょう。見事な美術作品でした。
パブロ・ピカソに代表されるキュビスムとは対極にありますね。
もう1点、他の展示会で見た写実絵画を紹介します。ご覧のような大作で、筆で描いているわけですから、気の遠くなるような作業ですね。近づいて目を凝らすと間違いなく絵の具で描いています。驚嘆しますね。