来春(2024年)、日本でもあのMINIからEV(電気自動車)が出るようです。欧州ではすでに販売されているようですが、日本国内の先行プロモーション用に極少数入ってきたものを見る機会を得ましたのでご紹介してみます。
ヘッドライトを含め、全体のシルエットは現行品から踏襲されていますし、サイズ感もほぼ同じです。フロントグリルにはエンジン冷却用のエア・インテイクはもちろんありません。カラーは深みのあるブルーで屋根は白のツートーンでしたが、MINIのことですから、配色以外にも色々なエクステリアのオプションが期待できます。
運転席の前方にメーター類はなく、ヘッドアップディスプレイでフロントガラスに投影されます。最近の流行でしょうか。
ダッシュボード中央にご覧のような大きな円形のディスプレイが配置され、なんと有機ELを採用しているので極めて高精細でした。ボタンやレバーは写真に写っているものだけでとてもシンプルです。ですから、多くの操作をタッチパネルから行うようになりますので、ここは年齢によって評価が分かれるかもしれません。
充電ポートは普通と急速の2種類で、左右にあります。急速充電はいわゆるCHAdeMO規格ですので国内では問題ありません。発売前なので公式発表ではありませんが、フル充電で概ね400kmの走行が可能ではないかとのことでした。国内未登録の車両なので試乗は叶いませんでしたが、加速はとても良く、乗り心地もかなり良いとのことです。受注は年内には開始される見込みです。受注数によりますが、一時期の深刻な半導体不足は改善されつつあり、納車が半年〜1年先ということはなさそうです。